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2019.07.04

知多半島案内 Vol.39『日間賀島の商店:大西商店』


 

知多半島案内 Vol.39『日間賀島の商店:大西商店』

みなさんこんにちは!知多半島の情報誌『EDIT知多半島』のライター田村です。今回も知多半島へお越しの際にぜひ知っていて欲しい情報をお伝えいたします。

 

日間賀島を訪れると、当然のように海の幸ばかりでなく野菜やお肉、卵も食べられます。それはつまり、日間賀島にもお肉や野菜を扱う商店があるということ。今回は日間賀観光ホテルに主に野菜やフルーツなどを卸している大西商店の大西さんをご紹介したいと思います。いったい日間賀観光ホテルで食べる野菜やフルーツはどこからくるのか、皆さんと一緒に見てみたいと思います。

 

 

知多半島の食材探し

日間賀島からバン2台で出発した大西さんたちは、フェリーと知多半島道路を使い一路北へ。向かった先は半田市にある知多南部卸売市場です。なかなか一般人が市場の中を見ることはできないので、我々にはわからないことだらけ。そんな中、大西さんは早歩きにサッサと目的のものを探し歩いていきます。市場には様々なものが並んでおり、端から端まで歩くだけでも結構な距離があります。しかし、もちろん買い物をしに来ているわけなので重たいものでもすべて車まで運ぶ必要があるので早歩きになるのも納得です。

 

商品を探して荷物をバンへ運ぶ大西さん

商品を探して荷物をバンへ運ぶ大西さん

 

市場から見る知多半島の食材事情

今回は大西さんのご紹介で、知多南部卸売市場の成田さんに少しお話を伺うことができました。そこで分かったことは、知多半島の野菜は秋から冬にかけてが一番取引が多く、主に痛むのが早い葉物野菜が流通量としては多いということ。地元の市場だけあって、痛むのが早いものほど地元で流通させようと言うわけです。なんとなくトマトやナスなど夏にできる野菜のイメージがありますが、特にトマトなどはハウス栽培されているのがほとんどで、夏になると暑すぎで上手に育たない場合も多いとのこと。そういう理由で、夏真っ盛りの知多半島では地元野菜の取引は少なめだとのことでした。

 

商品が積み上げられた市場の様子

商品が積み上げられた市場の様子

 

愛知県は”消費する”県だった

皆さんの身近に、食べ物を生産している人がどのぐらいいらっしゃいますか?いま日本では、生産者の数は年々(というか日に日に)減少しており、全体の約6%しかいらっしゃいません。ほとんどの人が、食べる専門というわけです。特に愛知県は、近隣の県から食べ物を買い付けなけれがいけない「消費する県」なのです。お話によると、愛知県産の商品がたくさん集まる時期でも、生産現場が近い知多南部卸売市場ですら全体の6割を超えにくいとのこと。せっかくだから地元のものを食べたい!と思っても、それだけではみんなのお腹を満たすことは難しいというのが現状なのです。

 

目当てのものを見つけ、購入したものをメモをする

目当てのものを見つけ、購入したものをメモをする

 

市場だけどセリは参加せず

市場といえば、商品が大量にあって業者同士がセリで商品を購入しているという印象ですが、今回大西さんがセリに参加することはありませんでした。というのも、多くの量を必要とする大手スーパーなどがある程度の量を価格を決めて確保しており、あまりセリに出る商品は数がないとのこと。そういった事情もあり、あまりセリには参加しないとのことでした。意外ですね。

 

セリが行なわれているが、足元の商品は少なめ

セリが行なわれているが、足元の商品は少なめ

 

知多半島の良いものを探す大西さん

どの商品をどの取引先へ卸すか、どの商品なら納得してもらえるか考えている大西さん。日間賀観光ホテルには「知多半島のおいしい食材を紹介したい」との想いから、商品を仕入れる先は市場だけではありません。例えば、常滑市のデイリーファームの卵は市場では購入することができません。けれど、そこは手間を割いてでもデイリーファームまで赴き、卵を仕入れているとのこと。日間賀観光ホテルの「地元のおいしい食材でおもてなしをしたい」という希望を叶えるべく、手間がかかることでも仕入れられるようにという努力が伝わってきます。

 

デイリーファームの市田さんから直接お話を伺う機会もあった

デイリーファームの市田さんから直接お話を伺う機会もあった

 

時には生産者を訪ねて会話をする

知多半島の生産者のもとへ直接向かうのには、もうひとつ訳があります。実際に会い、話をして、どんな想いで作っているのかを聞くこともまた勉強。実際にデイリーファームに赴き、生産者の熱い想いに耳を傾けていました。きっと今日も、日間賀島で新鮮な食材を楽しめるようにとバンに乗って知多半島を駆け巡っていることでしょう。様々な人が協力をし、日間賀島の魅力が出来上がっていくことを感じます。さぁ、次はどんなおもてなしが待っているのか、楽しみになってきませんか。

 

日間賀島の台所を支える大西商店の大西さんに注目

日間賀島の台所を支える大西商店の大西さんに注目

 
 

次回の記事もお楽しみに!

 

本企画『知多半島案内』については、こちらをチェック!

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